廃棄時の個人情報削除

廃品に含まれる個人情報を適切に消去してくれる業者に頼むことができれば問題ありませんが、実際にはその業者が悪徳か優良かを判別することは容易ではありません。また優良な業者であったとしても、何らかのミスで漏洩させてしまうことは考えられます。ですから最大の防御策は、やはり廃品から個人情報をきちんと抜き取っておくことです。漏洩の多くはパソコンのハードディスクやUSBメモリから、また印刷された紙から起こります。

パソコン初心者が陥りやすい誤解は、いわゆる「ファイルの削除」と「完全削除」とを混同してしまうことです。前者は上書きできる状態に変えただけであり、それなりの技術者なら簡単に復元させてしまいます。完全削除するためには、専用のソフトを使うなどして実行する必要があるのです。また物理的にハードディスクを壊してしまうのも有効な手段です。

印刷された紙の場合、言うまでもなくシュレッダーを使って裁断するのがベストです。昔は個人情報が載った古紙をチリ紙交換等で業者に手渡すことも多かったのですが、昨今はあまり見かけなくなりました。家庭用のシュレッダーが普及したことも大きいと思われます。オフィス等でもシュレッダーを使って裁断した後に廃棄すればよいのですが、あまりにも大量のためにシュレッダーにかける手間が惜しいという企業や、シュレッダーを使っても不安が残るほどの機密文書の取り扱いもあることでしょう。そのような場合、溶解処理を依頼する手もあります。運送業者に申し込めば、段ボールに入った大量の紙を開封することなく溶解してくれます。溶解するわけですから、単なる裁断よりも復元可能性は小さく、安心できます。

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